TOEICのスコアアップのために、解答テクニックですとか、裏技なんてものが書籍やウェブサイトで紹介されていることがあります。
私は一切使っていないのですが、900点取れましたし、800点台の時もそうでした。
よく言われている解答テクニックについて、私はなぜ不要だったのかご紹介します。
いわゆる3大解答テクニック
- 【リスニングパートで】選択肢の先読み
- 【Part5,6で】空欄の前後のみチェック
- 【Part7で】選択肢を読んでから、問題文の斜め読み
これらについて、それぞれの問題点、私の代替策をご紹介します。
【リスニングパートで】選択肢の先読みは焦りを生む?
リスニングパートでは、問題文が読まれる前に、選択肢をひと通りチェックしておくと、ポイントをつかみやすい、と言われています。
確かにその通り。
ですが、TOEIC試験はどんどん進んでいきます。
1問目を解いて、マークし、少しでも迷っていると、すぐに2問目の放送が始まります。
次の選択肢の先読みが完了しないうちにアナウンスが始まることもあります。
こうなると、問題文のアナウンスの1語目を聞き逃してしまうことになってかなり焦ります。
1語目に疑問詞がくるPart2ではアウト。
私はリスニングパートでも、選択肢を一切先読みしていません。
リスニングパートのスコアは一気に上げられます。
私の対処法は?
- 問題文がアナウンスされている時、目を閉じています。
- そして、そのアナウンスの世界に自分が居て、【自分に話しかけられている】と想像します。
- アナウンスが終わったら、選択肢を読んで、普通にマークしていきます。
- そして目を閉じて集中し、次のアナウンスに備えます。
多くの方は4番の時に、次の問題選択肢の先読みを必死ですることになりますが、私は目を閉じて集中し、休み、体力・集中力を温存します。
TOEICは2時間ぶっ通しの体力勝負なところもあります。
リスニングパートで目を閉じるというのは私にとって劇的な効果(試験を受けるのが楽になる)という結果をもたらしました。
おそらく、目を閉じて視界を無くすことによって、聞き取る力も研ぎ澄まされるのでは?と思います。
この件につきまして具体的に教えてほしいというご質問を頂きましたので、Youtube動画で解説しました。
【Part5,6で】空欄の前後のみチェックすると、2度読みを引き起こす。
特にPart5の瞬殺テクニックとして、空欄の前後のみチェックする方法があります。
確かに2割位の問題、品詞選択の簡単なものならこれで3秒で解答もできます。
しかし、最近のTOEICでは文意全体を理解しないと解けないものも多くあります。
残りの7割~8割の問題では、結局文頭から読み直す手間になることも多いです。
私の対処法
対処法ということでもないですが^^;
全ての問題文は、普通に文頭から文末まで読んでいます。
ただし、文頭から読んで、空欄のカッコの次の単語までで「答えはこれしかあり得ない」という選択肢が見つかる時があります。
その時はすぐにマーク。
とにかく、普通に文頭から読みます。
【Part7で】選択肢を読んでから、問題文の斜め読み
私はこんな器用なことができません。
というだけのことですが、当ウェブサイトで紹介している108日間の内容をこなすと、Part7の全ての問題文章を読んでも時間内に終えられるようになります。
斜め読みをして、なんとなくここかな?という部分を探すのに時間がかかりませんか?
私は文頭から内容を理解していったほうが楽です。
私の対処法
Part7の文章は、ある程度パターン化されているので、公式問題集を3冊もやっておけば、だいたいどんなストーリー展開なのか分かります。
Part7も音読練習をひたすら繰り返して、言い回しや、「ここは問題として問うだろうな!」というポイントを頭に入れていきました。
そして、問題文を読み終えた後に選択肢を見ると、「あー、やっぱりここを問うか。」という状態になります。
基礎を固めておけばテクニック不要
TOEICは、「TOEICに出る単語、フレーズ」「TOEICに出る文法」に加えて、「TOEICによく出てくるビジネス場面」の基礎が固まっていればテクニック不要で800点は取れます。
当ウェブサイトでの108日プランを実行すると、基礎がかたまりますのでTOEICスコアだけでなく、実際のビジネス場面でも使えるようになります。
(もともとTOEICの主旨はそこですしね。)